GIRL Story

アクエリアスを出ると外はもう朝だった。
人もパラパラしか居なくて、明るい空の下に見る夜の街はなんだか汚かった。

カラスの群れがゴミ袋を狙い、道路には吐いた後やなどがあって夜とは全く違う顔をしていた。

｢メチャクチャ楽しかったぁ。｣

外に出て緊張がとけた優奈はあくび混じりに言った。

｢優奈が楽しめたなら良かった。私も久々行ったけど楽しかったなぁ。｣

そう言って茉莉亜は満足気な顔をしていた。


（茉莉亜はきっと最近私が感じていたモヤモヤした気持ちを何とかしようとしてくれていたんだな。）


と茉莉亜の横顔見つめて優奈はなんか嬉しくなった。