GIRL Story
最近は周りを意識しすぎて素直になれず周りに大人ぶって見せていた優奈。


(本当は寂しい。自分らしくしたい。でも子供扱いされるのは絶対ヤダ!)

夜の世界を知ってから背伸びしっぱなしだった
優奈は誰にも本音を見せられなくなっていた。


皆それぞれに帰ってしまい寂しい気持ちになった
優奈の瞳からは溢れるほどの涙がたまっていた。

でもいいんだ。

こうなって当たり前なのかも知れない。

私は竜とは寝ないし、秀樹さんと大人の話もしない。

茉莉亜には好きな人を隠してるし・・・。

心に言い聞かせて虚しくなる。

(私って弱かったんだなぁ。)


そう思いながら華やかな国分町の夜を一人歩いて家路に向かった。



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