GIRL Story
目の前で小さくなり私に何も言えない優奈。

全てが虚しくなった。

これだけ怒っても何も変わらない。

優奈は出て行く。


「・・・・ごめんなさい。」

下を向いたまま小さく優奈は謝った。

「別にいいよ。私も一人が良いと思う時あるし。」

冷静さを取り戻そうと茉莉亜が言う。

でも、
(決める前に相談してくれたら良かったのに。優奈は一人になりたいの?)

と言えない気持ちをしまいこんで雨の中茉莉亜は出て行った。

「話それだけなら私約束あるから・・・。」

「茉莉亜・・・。」

弱弱しい小芝居がかった優奈の顔を睨みつけ部屋を後にした。
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