精一杯のLOVEをあなたに。。。
フロントについた私は、ピンク色のソファーに座る女性を見て、一瞬驚きを隠せなかった…


言葉を失って呆然とその場に立ち尽くしてしまうほど。


女性は、私に気づいて読んでいた雑誌を閉じて顔をあげた。

真っ直ぐ私の瞳を見つめるその女性の瞳。


目を背けたくなった…


でも

「こちらにどうぞ…」

いつもどおりの営業スマイルで、カウンセリングルームに案内した。


その女性は
そんな私の態度に戸惑うことなく、勧められた通りに部屋に入った。


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