精一杯のLOVEをあなたに。。。
「斗真?
元気になってよかったわ。

あっ、リュウさんコーヒーでいいんだよね?
飲み物買ってきたからここ置いとくから斗真も飲んでね。」

かなりボーイッシュな長身の女。

また誰だかわからなくて受け答えに困っていた俺。


「…やっぱ私の事も覚えてないんだね?」


ボーイッシュな彼女は少しため息をついた。

そして

「リュウさん、あたし葵探してきます…
きっとまだ病院にいるはずだから…」


そう言って、すぐにまた病室を出ていった。



ボーイッシュな彼女の名前は香織。

そして葵の親友だという事をリュウさんから聞かされた。


しかし

まだ病院にいるって…?


まさか…

彼女が病室を飛び出してから何時間たってる?



でももしもまた彼女が病室に入ってきたら、俺はどういうふうに接してあげればいいんだろう…


彼女の涙は
もう見たくなかった…


< 294 / 350 >

この作品をシェア

pagetop