精一杯のLOVEをあなたに。。。
ふと…気持ちの糸がきれた。


このまま葵と会わない方がいいのかもしれない。


葵への想いも時間とともに消えていくはずだ。


またフラッと店に現れた頃には、普通にバーテンダーと客として話せるようになるはずだ。


そんな風に自分に言い聞かせ、立ち去ろうとした時……


ふと、俺の目に飛びこんできた。


改札口の方へと歩いていく葵の後ろ姿が…


こんな人ゴミの中、見つけることが出来たのは多分奇跡…


会わずに帰ろうと思っていた気持ちなんて、一瞬にして吹き飛んだ。


改札口に急ぎ足の葵に俺は焦り、思わず大声で声をかけた。

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