精一杯のLOVEをあなたに。。。
「おっ、やっと起きたか?」
「あっ…うん」
目を細めて優しい笑顔で手招きする斗真。
それはいつもの斗真の顔だった。
「早起きして弁当作ってくれたんだろ…?
もしかしてあんまり寝てないのか?」
「あはは~。バレちゃったかぁ?
実は私、あんまり料理得意じゃないんだぁ。昨日から必死だったんだよね~」
「…んなこと、わかってるって」
「ん?…もう~!」
意地悪そうに笑う斗真の背中をパンパン叩きながらも、さっきの切ない表情が気にかかった…
「葵ってさ…
何か最初の印象と全然違うよな?」
「私の第一印象って?」
「ん…男につくさない!男に本気にならないオーラが目一杯出てたからさ」
「あ!それはいちりあるかも…」
冗談ぽく笑ってる私をよそに
斗真は急に真剣な顔つきになった。