璃琥―riko―
「ありがとうご……あれ?
來夜〈ライヤ〉じゃん」

「え………愛……?」

來夜は“あの人“の弟。
愛を見て驚いている。

「お前……髪と眼…」

今は金髪と桃色の瞳をかくしているからだ。普通の人なら金髪と桃色の瞳の少女がまさか、栗色の髪と瞳になっていると気付かないだろう。それぐらい愛の見た目が変わったということだ。もちろん、どちらも美少女だが。
どうして、そうしたのか。それは……
おかあさんが虐められたり悪口言われないようにって栗色ヴィッグとカラコンをしてってお願いされたからね。おかあさんの頼みだから仕方ないのだよ。
でもさ、
………なんでココにいんの?

「あ。おれさ、ココの教師なんだよ」

なるほど。だからか。
…………って

「ええぇぇぇぇぇ!?
あのバカだった來夜がっ!?」

「バカはひでーぞ……」

軽くショックを受けたらしい來夜。仕方ない。バカなのが悪いんだ。
ちなみに私はバカではない。人並みには勉強出来るんだから!!

…………あれ……なにをしようとしてたんだっけ?
何処に行こうとしたんだっけ……?

愛が悩んでいるような困っているような表情をした。それを來夜はすぐ気付いてどうしたと声をかける。
來夜は“おかあさんの大切な友達“の一人で、長年みんなと一緒にいたから他の人からみたらただ笑っているように“みえる”愛の感情をすぐに読み取れるのだ。
信じた人にしか見せない“甘え“も愛はしてくれる。だから、みんなつい甘やかしたりする……
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