ラストバージン
恋愛に興味がない訳でも、もちろん結婚をしたくない訳でもない。
学生時代の友達や大学時代のサークル仲間、同僚や従姉妹達が次々と結婚していく中、焦らないはずもない。
結婚を急かす母に、少なからず申し訳なさを感じる事もある。
いつも私を庇ってくれる父だって、実は密かに私の結婚を楽しみにしてくれているのだという事を姉から聞いた時には、その期待に応えたいと強く思った。
だけど……うんざりするくらい急かされても、誰かの結婚や出産の報告を聞く度に焦っても、その一方で自分の結婚から目を背けているのだ。
前の職場で、いわく付きになってしまった事。
両親も姉夫婦も、ましてや今の職場の同僚達もその〝事情〟なんて知らないけど……。その事情を一番よくわかっている私自身が、それが原因で恋愛に前向きになれなくなってしまい、どうしたって自分の結婚に向き合えずにいる。
だから、独身の友達に誘われた婚活にも興味を持てず、母が持って来たお見合いの話にも首を横に振る。
それがいけない事という訳ではないのだろうけど、自分から出会いのチャンスを遠のいているのは確かで……。そんな私を心配する母が、結婚に対して口うるさくなるのも仕方がないのかもしれない。
学生時代の友達や大学時代のサークル仲間、同僚や従姉妹達が次々と結婚していく中、焦らないはずもない。
結婚を急かす母に、少なからず申し訳なさを感じる事もある。
いつも私を庇ってくれる父だって、実は密かに私の結婚を楽しみにしてくれているのだという事を姉から聞いた時には、その期待に応えたいと強く思った。
だけど……うんざりするくらい急かされても、誰かの結婚や出産の報告を聞く度に焦っても、その一方で自分の結婚から目を背けているのだ。
前の職場で、いわく付きになってしまった事。
両親も姉夫婦も、ましてや今の職場の同僚達もその〝事情〟なんて知らないけど……。その事情を一番よくわかっている私自身が、それが原因で恋愛に前向きになれなくなってしまい、どうしたって自分の結婚に向き合えずにいる。
だから、独身の友達に誘われた婚活にも興味を持てず、母が持って来たお見合いの話にも首を横に振る。
それがいけない事という訳ではないのだろうけど、自分から出会いのチャンスを遠のいているのは確かで……。そんな私を心配する母が、結婚に対して口うるさくなるのも仕方がないのかもしれない。