チャラ男とちょうちょ
「よかったらオレのお店にきませんかー…なんて無理か!」

「……」

「オレ、斜め向かいのzeroの系列店でボーイしてるんだ」

「……それだけ?もう帰ってもいいですか?」


あたしはそれだけいうと、ボーイだというその男を押しのけて、駅へ向かった。

(何なの、あいつ)

あたしの第一印象はそれだった。
まさか、コイツがあたしの運命の人になろうとは、その時のあたしは知るよしもなかった。

あたしは、家に帰って仕事の時間までしっかり眠った。
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