黒愛−kuroai−
 

 ◇◇


翌日、誰より早く登校し、渡り廊下に100枚のポスターを貼る。


私と柊也先輩のウェディング写真が壁を埋め、うっとりするほど素敵な空間が出来上がった。



生徒達の反応を見たいところだが、忙しいので家に帰る。



結婚を控えた花嫁は、準備する事が色々ある。

呑気に授業を受けている暇はない。




次の日も、その次の日も学校を休んだ。

さぼり始めてから3日後の今日、柊也先輩からメールが来た。



『どうした?学校に来ないのか?』

と言う問いには、


『忙しいから行けません』

と返すが、



『話しがある。時間を作ってくれ』

と言う部分は無視した。




今日も予定が一杯だ。

メイン予定は、11時に予約したブライダルエステ。

その後一人でドレス選びに行く予定。




『どうしても、今日話したい』

としつこい、彼のメールを無視し続け、部屋でパソコンに向かっていた。



出掛けるまでに、まだ時間がある。

それまで“ケンイチ's collection”にひたすらカキコミする。



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