深愛なるキミ
ひなたが俺と付き合ってそんな風に思っていたことなんて全く思ったこともなかった。


本当は学校でだって話したかった、帰り道だって図書館で待ち合わせなんかじゃなくて一緒に学校から帰りたかった。



それなのにそれをしようとしなかったのは俺の弱さ。


もちろん、一番はひなたが俺のグループの女に嫌がらせをされないため。



でも、ほんの少しだけひなたと一緒にいてグループの奴らに見られたり何かを言われたら嫌だなんて思ってしまったんだ。
< 88 / 117 >

この作品をシェア

pagetop