誰よりも優しい総長様

柚那side



隣には大好きな人が居た。


それが続くって思っていたのに


それはいとも簡単に崩れてしまった。


慶からの別れの言葉。


あんなの聞き間違いだって思いたくて何度も去っていく慶の背中に叫んだけど、振り向いてくれることもなく慶はどこかへ行ってしまった。


教室に1人取り残されたあたし。


もうどうして良いか分からなかった。


何分泣いていただろうか。


気がつけば加代ちゃんに連絡をしていた。


電話越しに聞こえてくる声


それは仲間の声とさっきまでここに居たはずの愛しい人の声だった。


あたしは倉庫に居るのを確信するとそこに向かった。


この時行ったのが間違いだったんだね。


ようやく倉庫にたどり着いた時に聞こえてきたのは引退の言葉だった。


何も知らないあたし


1人取り残されてしまったんだ…


ふとそう考えた。


この時無理にでも飛び込んでいればあなたを失うことは無かったのかな?


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