逢いたい~桜に還る想い~
負のループから抜け出せなくなってきて、
───あたしは、だんだん怖くなった。
なんだろ………自覚と共に、急速に蝕まれていく、みたいな……。
それなら、喋れなくても、淋しくても、
それで落ち込むことになっても、
その方が良かったのかな?
昨夜、瑤子ちゃんに自分で言ったことが、あっさりと現実になってしまって。
あたし………
「───ごめん。トーコさん、お待たせ」
郁生くんの声に、ビクッと肩が震えた。
とてもじゃないけど……今は、顔なんて見られない!
かと言って、この場を逃げ出す訳にもいかず───
あたしは抱え込んだ膝に、隠すように顔をうずめた。
「……あれ? ……トーコさん、気分悪いの?」
「ね……寝不足で……変にソファで寝ちゃったから……眠いなー、なんて」
いくらなんでも、苦し紛れ過ぎるでしょ……