逢いたい~桜に還る想い~
「─────っっ!!」
汗びっしょりで目を覚ましたあたし。
今の……
「───うっ……」
その途端、胃から込み上げてくるものに思わず口を押さえ、トイレに急いだ。
「う……え………ごほっ……」
まとわりつく嫌悪感に身体が拒絶反応を起こしているかのように、内から逆流してくる。
「は……あ……」
黒い影の夢を見るのは、初めて……。
あの後、私(ミオ)は───
「───……ぐっ……」
──やめて!
──思い出したくない!
身体がまるでそう叫んでいるように、また酸っぱいものが込み上げてきた。
「……はっ……」
気力でトイレのレバーをひねって吐いたものを流したけれど、立ち上がることが出来なくて。
這いつくばるように扉を出て、すぐ脇の洗面台の縁に手をかけた。