逢いたい~桜に還る想い~
それから、キッチンへ行き、
───しばらくすると、シチューとあったかいカフェオレを2つ、トレーに乗せて戻ってきた。
「ありがと……」
「ん、どーいたしまして」
そう言って、ソファーの斜め向かいに座り、テレビのチャンネルをいじりながら、
何事もなかったようにカフェオレをすする郁生くん。
あたしの視線に気づいたのか、
「ん? ほらほら、ちゃんと食べな」
そんな、彼の優しい気遣いにほっとして、
あたしはようやく涙を拭き、今日初めての食事にありついたのだった………