離失恋
たった一人の親友だから一緒のクラスで凄く良かった…。
次に探すのは勿論私の好きな人龍君…。


“一年四組 十番 工藤 龍”


あった…っ!!
ぅゎ…ヤバい…凄い嬉しい…っ!!////
どうしよ!私の顔今真っ赤だよっ!!絶対!!だって、周りの人私のこと変な目で見てるもん!
龍君の顔これから見て話せるかな!?ぅ~…心配だ!真琴に相談しよう!
真琴来てるかな?
私は不安を抱えながら下駄箱を見た。
真琴は私の一つ前の出席番号だから、私の下駄箱上の段を見ればいいよね…??


ポン


私が真琴の下駄箱を見ようとしたら、誰かに肩をポンと叩かれた。
振り向くと、そこには……




「よっ!うずら!」




こ…この声は…




「今日も一段と変な顔だな!」

「りゅ…龍君…」




はよっ!と私には眩しいほどの笑みを見せながら憎らしい口を利く龍君だった。
その憎らしい事をきかされても、私は龍君が愛しいと思ってしまう…。
こんな私って相当重傷だと自分でも思う。
私がこんな風に一人で百面相していると、龍君が続けた。

「そう言えば、真琴来てねーな」
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