初体験までにしておくべきリスト10
さっきまで、お肉を食べていたあのクチビルが、私のクチビルを。
優しく食べ始めた。
まるで、ぷるぷるのゼリーを食べるみたいに。

そっと触れて、クチビルで挟んで、ちゅっと吸い付いて。
うわぁぁぁ、もうダメ、そんなのダメ、えっ・・・エロ!

「咲子がその気になるまで、首を長くして待ってるから。んな、困った顔すんな?」

クチビルとクチビルが触れるか触れないか、すれすれの所で言うから。
うっすら瞳を開けてみれば、ご飯を食べてる時とはあきらかに違う、オトコの顔で。

「これでも俺、お前のこと大事にしたいの。欲しいかって聞かれたら、そりゃ欲しいけど、でも」

今度は深く口づけられる。
彼のクチビルは熱くて、やわらかくて、とろけるように入り込む舌に息が上がる。

「・・・っは・・・ぁ・・・」
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