[B L]だからスキって言ったのに〒続編
──────…
東悟は夏音の背中を見つめ、呟く。
「クソッ…!
発作、隠せてねぇんだよ…!」
夏音の寮部屋へと走り、ごそごそと机を探る。
薬を渡すためだ。
そのとき。
バサッ
「っあ、しまっ…」
腕が机の上の参考書に当たり、バサバサと落ちる。
その時開いたページを、東悟は凝視した。
そのページには、血がべっとりと付着していたのだから。
「あんの…!
吐血までしたのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
その参考書を握りしめ、東悟は再び走り出した。