月城学園生徒会の秘密
ー翌日ー

私は昨日お父さんに話していた事を皆に話した。

「昨日の戦闘なんだけど、魔物が団体行動を取っていた事が気になるんです。今までなかった事だから。だから皆に『宮』の字を持つ者たちとの会議に出て貰いたいんです。きっとこのままだと好ましくない状態に転んでしまうから。その前に手を打って、協力体制を敷いて起きたいんです。皆の様に後天性でも能力が発現すること、後は、皆の情報を知らせないで、他の『宮』が手出し出来ない様にすることもあります。もし、引き抜きが起こるなら危険性が高いのは長谷川先輩と速水先輩で『水之宮』に引き抜きが起こると思います。『宮』でそれぞれ治めている場所が違く『水之宮』は東北になってしまって、取り込まれたら一生東北から出られなくなってしまいます。私たち『時宮』はその点は出られなくなることはあり得ません。皆に考えて貰えませんか?このまま時宮にいるか、それとも別の『宮』に行くか」そう私が話すと即答したのは颯斗だった

「俺は雪奏と離れたくない。只それだけだ。」

「わたしだって知らない土地に行くのは嫌。」さくら先輩が言う。

「いずれ私に大切な人が出来ればお母さんたちと離れることになるけど、今はまだ雪奏や皆と一緒にいたいよ」澪が言った。

「一つ聞いても良いかな?」と速水先輩。

「はい。なんでしょうか?」
< 117 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop