月城学園生徒会の秘密
「私もずいぶん颯斗に助けられてるんだよ?颯斗が隣に居てくれるから、頑張れるんだよ?それにお父さんとお母さん以外に泣く事が出来るのは颯斗だけだもん。」そう言うと抱き締めて来た。

「ありがとうな雪奏。俺も雪奏がいるからもっと強くなりたいし、守りたいって思うからな?」雪奏の髪を撫でながら言った。髪を撫でていると気持ち良さそうに目を細めると、だんだん目がトロンとしてきた。

「眠いのか?」

「うん…」ボーッとした声で言うと、

「寝て大丈夫だぞ?俺はここにいるから。」

「うん…おやすみ…」とゆっくりと目を閉じてしばらくすると穏やかな寝息が聞こえて、しばらく見ていると、俺も眠くなって雪奏の手を握って寝た。
< 126 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop