月城学園生徒会の秘密

会議当日

明日の事もあるから、早めにって事で皆帰って行った。お父さんが颯斗に話があるからって一緒にいるけど、（私は颯斗の足の間に座ってる。）

「颯斗、」

「ん？どうした？」

「お父さんの話ってなんだろう？」

「分からないな…」と私の顔が見えやすい様に動かすと、抱き締めてくれて、

「きっと大丈夫だ。冬哉さんが雪奏を悲しませる事は絶対しないからな。」

「そうだよね。ごめんね…弱気になって。」

「良いさ。もっと俺に頼ってくれても良いくらいだ。」と優しい声で言ってくれた。

「ありがとう、颯斗。颯斗にこうして貰ってるの、凄く落ち着くんだよ？だからありがとうって言っても足りないくらいなんだよ？」と颯斗の手を握って言うと、ぎゅっと握り返して、

「俺だって同じだ。この気持ち、分かるだろ？」って優しくキスをしてくれた。……だんだん深くなってきて、しばらくすると私が苦しくなって、颯斗の胸を叩くと

「ごめん。苦しかったか？止まらなくなってた。」と颯斗が言うと

「ううん。大丈夫。」と息を少し切らせながら言うと、クスッと笑うと

「嘘つけ」とおでこをつついた。