月城学園生徒会の秘密
ー時宮邸。深夜side鈴美ー

冬哉が颯斗君たちを送ってから、家に帰ると、今日起きた事を話した。

───「そうか。そんな事が。もしかしたら、只の貧血では無いのかもいれないな。」

「どういう事なの?」わたしはわたしと冬哉二人分の飲み物を出して、冬哉が座っているソファーの隣に座った。

「先々代がかなりの力が持っていたのは知っているだろう?先々代はその大きな力で災いを退けたと言われている。」───先々代、冬哉のお祖父様、雪奏には曾祖父に当たる人、氷朗(ひろう)様。

「えぇ、わたしも聞いた事あるわ。どうして氷朗様の話がでるの?」

「じいさんと力の性質が似ているんだよ。雪奏は。」

さらに続け、「当主になる条件に最高のパートナーが必要な理由は、パートナーの存在が力を持つものを強化し、さらに安全装置の役割になるからだよ。能力はかなりの集中力が必要なのは知っているだろう?パートナーの存在が精神を安定させ、暴走と言う可能性を少しでも減らす為だよ。二人一組で動くのも、もし暴走の可能性があればもう片方が止めるためでもある。」

「そうだったの…でも、大丈夫ね♪颯斗君、雪奏が気を失っているとき、なにがなんでも離れようとしなかったからね…雪奏の手をずっと握ってて…雪奏が産まれる前に女郎蜘蛛の討伐があったでしょう?そのとき、冬哉が重傷の怪我をしたの覚えてる?半日ぐらい寝込んでたわよね?あのときのわたしが颯斗君と重なって見えてね私に癒しの力があればって何度も考えてた…」

目が潤んで来るのを感じてぎゅっと目を閉じると温かいぬくもりと共に愛おしい人の香りがした。
「あの時は心配かけてごめんな?俺は鈴美と雪奏がいれば幾らでも強く成れるんだきっと雪奏も同じだろう。颯斗君は信頼出来る男だからな。」愛おしい人のぬくもりを全身で感じながら夜は更けて行った…
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