時は誰も待ってくれない 下
その瞬間私は金縛りから解けたように靴も履かずに家を飛び度した。
強い雨が視界を邪魔して前が見えにくい。
それでも全力で病院へと走る。

『真由…』


隼人の声が聞こえる。


『真由…ッ』


隼人…、苦しいの?


『ごめんな…』


苦しそうな、泣き出しそうな隼人の声が…。
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