半透明彼女

彼女の事情

「良かったぁ(^-^)」

パァと明るい笑顔をして喜んでいる彼女を見て、ドキッとした。


ひと目ボレって、こんな感じなんだろうか?

でも、いくら彼女を好きになっても

どうする事も

出来ないんだ…


せめて成仏?してもらう事なんだろうか?

そんな事を考えてると、唐突に質問された。

「名前は?」


「斎藤純…平。」


この名前は嫌いで、ジュンまでにしてくれれば、まだマシなのに。
親父め!


「ジュンペーって、可愛い」


前言撤回。
この名前、今日から好きになりました。
父上様。


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