叔父さんと私  ~危険な恋のレッスン~

恋愛小説家

学校が終わって、家路につく。

駅前の商店街で買い物をするのが、ここ2年ほどの私の日課。

朝食は叔父さんが作るけど、夕食は緩やかな当番制。
今日は私の番だ。

(今朝、私、態度悪かったから、お詫びに、何かとびきり美味しいもの作っちゃお!)

お肉よりお魚の好きな叔父さんのために、今夜のレシピを考える。

前菜は叔父さんの好きなブイヤベース。
メインは叔父さんの好きな魚介のパエリア。
健康のためにサラダと、あとは私の好きなスイーツ、なにか。

材料を買い終わって、あとはスイーツと思っていたところに、声がする。

「スゴい買い物だな。今日は記念日か何か?」

振り返ると、叔父さんが微笑んでいる。
その手には、パティスリー『ブランシュ』のケーキボックスがあった。
< 8 / 14 >

この作品をシェア

pagetop