ストーカーから始まりました!

出会った二人





寒い二月の下旬


ほとんどの生徒が帰ってしまった学校の中で私は教室で本を読んでいた。




「やっぱり、本はいい!!」




読み終えた本を抱えて感動の余韻に浸る。


はたから見たら頭がいかれている人に見えるだろう・・・。



そんなことは気にせず、誰もいない教室で一人語る。




「少女のマリーが友達探しのために一番大切なものを探しにいく冒険+ファンタジーな世界観がよく出てる!
次は、ファンタジーのみのお話にしようか?
あ、でも・・・ミステリー小説なんかもいいかも!!」




いろいろと思案していると、下校のチャイムが鳴った。




「つい、長く居座っちゃった。
早く帰らないと・・・!」




バタバタと準備をして教室を出た。






その姿を誰かに見られているとも知らないで・・・・・・。






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