ストーカーから始まりました!

作戦会議





翌日




「で、君は何がしたいの?」




あの発言から次の日に私は二人に生活指導室に呼び出された。


しかも、全校生徒に聞こえるようにわざわざ校内放送までしやがって・・・。




「何がしたいのって・・・・・・そりゃ、話しかけたい。」




真剣な顔をして見ると、隣にいた慧君が私の頭をワシャワシャとした。


うっ・・・髪の毛が乱れる。




「鈴蘭はいい子だな!
まずは、話しかけるのが大事なんじゃないか?」




話しかけるか・・・でも、それができたらストーカーなんて行為はしないよね?




「どうやって話しかけたらいいの?」




でも、あくまでも前向きに考えてみる。




「どうやってって・・・そりゃ、ね・・・。」





ね・・・って言われても。




「そうだなぁ・・・よっ、元気?みたいなノリでいいんじゃねぇか?」




いきなり元気?なんて尋ねたら完璧に変人だよ。




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