彼氏契約書
「…約束しましたからね」

そう言って微笑んだ蒼空は、専務室を出ていった。

・・・そっと、

唇に指をあてる。


「…キス」

…これで、二度目のキスになるだろうか?

…いつもいつも、突然されるキス。

拒むことも、止める事も出来なくて。

私は困惑する。

いや、勘違いしてしまいそうになる。

蒼空が私を本気で好きだと。

私が蒼空に恋をしていると・・・








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