お昼休み。

売店でパンを買うために階段を下りていた時だった。

「ちょっと待ちなさい!」

…出たよ。

生活指導のクソババアが。

ババアは通せんぼするように私の前に立ち、
「あなた、化粧してない?」
と、言って、私の顔をにらみつけるように見つめた。

「していません」

本当はバレない程度にしているんだけど。

ババアは信じていないと言うように私をにらみつけると、その場から立ち去った。

何よ!

すっごいムカつくんですけど!

あのクソババア、さっさと死ねばいいのに!

「きゃーっ!」
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