私の天然彼氏
私が店の外で待っていると悠が出てきた。


「あ、お疲れ悠!…帰ろ?」


「うん、帰ろっか」


そう言って私の手を握った。


「あさひ、今日うちに泊まる?」


「え?今日?」


にこにこしてる悠。


これは………怒ってる…?


「で、でも準備してないし!

今日は悪いから大丈夫‼︎」


「別に大丈夫だよ?準備しなくても」


こ、これは相当…怒ってるよね?


「ねぇ悠?どうしたの?

何か…あった?理央先輩と。

悠…悲しい顔してるよ?私に言って?」


悠の頬を撫でながら優しく聞いた。

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