私の天然彼氏
「あ、あの〜」


二人に声をかけようとした時。


「あさひ。今着替えるからあっちで待ってて?」


有無を言わせない悠。


「わ、わかった。

それじゃあ理央先輩、お疲れ様でした」


「うん。またねあさひちゃん。お疲れ」


にっこり笑顔で手を振っていた。


私はペコっと軽く頭を下げスタッフルームを出た。


なんか悠…不機嫌?


私には分かる。


みんなは悠がいつもにこにこしてるって言ってたけど。


悠だって怒ったりする。


…たまにだけどね?
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