私の天然彼氏
「ところで、お前らその様子じゃもうデート終わりってとこだな?」


るー君が威張りながら言ってる。


何故威張る。


「まぁ…今はてきとうに買い物してるけど…」


渋々返事をした、いっ君。


「別にデート終わったわけじゃないし…」


続けて悠。


「それに今はダブルデート楽しんでるし、ね?あさひ」


同意を求めてきた藍ちゃん。


「う、うん…そうそうダブルデート」


そう私が返した途端。


「んだよ!お前ら!

どうせ終わったんだろ!はい、終わり!

ってことで今からボーリング!

おら、ついてこい!」


強引。


ただその一言。


小さいくせに。
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