私の天然彼氏
「俺が君の友達1号になる。

……ダメ?」


「えっと……あの…」


私が狼狽えていると、


「あぁ。俺、2年の櫻井悠。

君は?」


「えと、雛下…あさひです。」


「あさひちゃんね。俺と友達…嫌?」


そうそう。悠はこの頃から天然炸裂だったなぁ〜。


「い、嫌じゃないです!

というか…私でいいんですか?」


「ん?俺はあさひちゃんと友達なりたいけど?」


そう言ってにこにこ笑っていた。


今思うに…あの笑顔でやられたんだろうな私。
< 35 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop