隣の席の姫野くん。

昂side



「おっじゃましまーす」



「あら!昂ちゃんいらっしゃい!秀なら上よ!なんか可愛い女の子連れてきてるのよ!秀にはもったいないわ~!んじゃあ、あと私出掛けるから!よろしくね~!」



そう言ってリビングへと入っていってしまった、すごく美人な人



相変わらず一気に喋るなぁ


俺、一言も話してないんだけど…



さっき俺が話していた人は、秀平の母親の薫さん。



秀平とは真逆なよく喋る人。



まぁ、顔はそっくりなんだけどさ。





昨日の夜、秀平を呼び出して決めたときには俺の家でやるはずだったんだけど…



「橋田が初めて入る男の部屋がお前の部屋だっていうのが気に入らん。隣だから俺んちでもいいだろ」


ってことらしく



俺は今、おとなしく隣の家に来ています








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