なめてんの?
「じゃあねっ!」





そう言ってそそくさと教室に戻って行った楓。







“何かあったら”っていう言葉と、告白した経緯が気になるけど…まぁいいか。






結局、疑問は消えず嵐のように去って行った楓の後ろ姿を見送った。






それより、自分の中で介がどんどん大きな存在になってることに驚いてる。






教室に戻って、自分の席についた私。






窓際の一番後ろの席。






ここは結構気に入ってる。






心が安らぐんだ、空を見てると。






一人の教室でも、何も考えなくても、一人でもいいんだって思えるから。






空っていいなぁ…。





どこまでも続いてまっすぐキレイで。


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