なめてんの?
そんなことを思いながら、とりあえず学校まで帰って、そこから家へ向かった。





もちろん、テンションは最悪。





初対面でいくつかの“命令”を受けてしまった私。





しかも全然関わりのない人から。






三舟介。






通称―― “学園の王子様”





介が学校に来れば、女子たちはゾロゾロと集まって黄色い歓声をあげる。





とてもじゃないけど、私は関われない。






< 14 / 431 >

この作品をシェア

pagetop