空を舞う桜



慈雨は嫌そうな顔はしたけどもう反対はしなかった。



きっとあきらめたんだと思う。



「美和は俺のな」



「あっうん。ありがと」



どうやら、あたしは葵のバイクに乗ることになった。



「…雷樹乗せて」



慈雨が小さい声で雷樹くんに話しかけた。




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