誰も知らない秘密の話

「あなたはだぁれ?」


一日の授業が終わった。

「・・・・帰ろ」

席を立った。

「にしても、皆、大丈夫だったかな?」

友達も、男子も、先生も皆、具合が悪くなったみたいで、次々と早退していった。

残ったのは、私だけ。

「早く帰ろー!」

足早に教室を出る。

「・・・・クスクスクス・・・・」

楽しそうに、ナニカが笑った。







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