悠くんは独占欲でできています
第1章
私と悠くんの関係
「悠くん!!!朝だよ!起きないと遅刻だよ!」
私、伊月麻緒(いつきまお)高校2年生の朝の日課は、幼なじみの壱原悠輝(いちはらゆうき)を起こすことです。
「ん~....やだ~....」
「やだじゃないよ!起きよ!遅刻しちゃうよ!」
悠くんはとてもめんどくさがり屋なので、毎日起こすのはたいへんなんです....
「ん~....そだ、麻緒もー....一緒に寝よ?」
「え!?悠くんなに言ってわわわ!?」
そう言った悠くんに思い切り手を引っ張られ、悠くんと添い寝状態になってしまった。