最悪な人生だった
---------瑠衣side
あれー!毬乃おせーな!
ちょっと入り口の前で驚かしてみよ!
「なにやってんの?」
「彼氏待ってるんで♪」
ぁ、いた!ては?!ナンパ?
彼氏って笑
ちょっとうれしい笑
「へー。彼氏できたんだ。」
「へ?」
あれ?毬乃とーしたんかな?
顔が固まってる。
「な、なんでここに。」
「おめー変わったな。俺のタイプ。」
は?!何言ってんのあいつ。
「は?何言ってんの。あんたが捨てたくせに」
捨てた?
「あんときは若かったしな。俺の女になれよ」
「は?!誰があんたみたいな男の女になるのよ!」
………な、んか修羅場?
すると男は毬乃に近づき、不敵な笑みを浮かべ、去って行った。
『あれ?毬乃?なにしてんの?』
会えて知らない振り。
「あ…瑠衣。」
『どした?』
「………………んーん!なんもない!」
やっぱりいってくんねーか
まぁ全部見たし。
大体予想はつくゎ。
毬乃の過去の男。
それだけはわかる。