恋しくて、哀しくて
「…寝ようか?」



2人でテレビを観ていると、謙一さんがボソッと呟いた。



私はコクンと…頷くことができなかった…。



「どうしたの?」



「あっ…ごめんね。今日は、いろいろあって疲れちゃって…」



「そういえば、ママさん方とランチ会とか言ってたね」



「そうなの…。新しいクラスの役員さんが、ランチ会をよく開催してくれるから」



「…美咲、気疲れしているんだな。まぁ、仕方ない。また今度…」



謙一さんは、少し残念そうな表情を浮かべて、頬に口づけた。



「おやすみなさい」



私は、逃げるようにして寝室へと戻った。



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