始めての恋は、あなたと。
さっさと、自分の皿だけ洗い
部屋に閉じこもった。
コンコンっ
ドアのノックの音が聞こえてきた。
『はい。』
「俺だけど…」
遥?
『なに?』
「入るぞ。」
私がいいよと言う前に入ってきてる遥
『要件は、何?』
「なんでそんなに怒ってんだよ」
なんでそんなに怒ってんだよ?
は?
『ふざけてんの?』
本気でそう思った。
「ふざけてんのは、お前の方だろ?」
『ここ誰の家か知ってんの?まずここ、うちの家。なに?遥の家なの?
ちがうよね?夜中にピンポン
なって、あんたの誰か
知らないけど、あんたの知り合いが
はるくぅーん、なんて言いながら勝手に はいってきて?しまいには狭いから
遥くんの部屋使います、だあ?
んなの、こっちだって切れるの
当たり前だろうが、礼儀がなって
ねぇんだよ!』
ペラペラ話す私は少し疲れた。