やばい、可愛すぎ。


そのあと、家に帰って3人でオムライスを食べた。


久しぶりに食べたオムライスは、一番最後に食べたときよりも数倍美味しくて。


こんな幸せな時間が、いつまでも続けばいいのにって思ってしまう俺は、ちょっと欲張りすぎだろうか。



「なーゆり」


「んー?」


ゆりが、食器を洗う背中をじーっと見ながら、俺はなんとなく呼びかけてみる。


ジャーっと水の流れる音と、しゃこしゃこ、と泡と食器が合わさる音に目を閉じる。


「オムライス美味しかったよ」

「……ふふん。何せ私が作ったんですから」


ゆりが得意そうに手に持っていた泡だらけのお玉をぶんぶんふりながら、そういってくる。


「でもグリンピースはいらない」

「翔太よりも年上なのに文句言わない」


……くそう。

そこは、ゆりも甘くないか。



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