やばい、可愛すぎ。
「さ、ささ、皐月くん……」
「ん?」
ん?
じゃないっ。と突っ込みたくなったけれど、私は大声も出すのが恥ずかしくて、浴びる視線に顔をそむけた。
そう。
学園祭、最終日。
仕事がまだあった私を無理やりに引っ張り出して、遊ぼう!と言ってきた皐月くん。
皐月くんは全然気にしていないだろうけれど、かなり視線が集まっている。
「わーっ白百合姫と御影くんが手、繋いでるっ」
「2人は付き合ってるの?」
そんなひそひそ越えが、ますます恥ずかしくてそっと皐月くんを見上げると───
「そのうち気になんなくなるよ。
ほら、まずは記念写真から!」
と、私の握りしめた手を無理やり引っ張ると、歩き始めた。