やばい、可愛すぎ。
「……」
なんだこれ、ちょっと可愛い。
相当恥ずかしかったらしく、白井は俺に顔を見られまい、と
そそくさとそっぽを向いてしまった。
「白井って男が苦手なの?」
「……別に、苦手じゃないです」
「さっき泣きそうな顔してたじゃん」
「そ、それは……逆光で」
「ここ、すごい暗いけど」
「……ぁ、うぅっ……」
墓穴を掘ったらしい、白井が恥ずかしそうに顔をゆがめながら、赤くなった顔を両手で隠している。
……なにこいつ。