甘い誘惑～Sweet Refrain～

翌日。

どうにかあくびを噛み殺しながら、あたしは受付の仕事に徹していた。

昨日ドラマを見終わった後に深夜バラエティー番組を見てしまい、夜更かしをしてしまったのだ。

あーあ、遅番だからって調子に乗るんじゃなかった。

今日は帰ったらすぐに寝ようと、あたしは言い聞かせた。

「源さん、休憩していいですよ」

長野さんに言われて、
「はい、ありがとうございます」

あたしは休憩に入った。

さてと、眠気覚ましとして自販機でコーヒーでも買ってこようかな。

そう思いながら自販機に顔を出すと、
「あっ、フミちゃんだ」

南方さんがいた。