心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~







息も真っ白に凍るほど寒い冬の、日曜の早朝に、なぜアホみたいに外をほっつき歩いているのかというと。



「………みーちゃん、太った?」

という、デリカシーの欠片もない、カナタ様の一言。



「なんか、顔がいつにも増して丸いんだけど………」



あたしの顔をまじまじと凝視しながら言ったカナタは、唐突に宣言した。



「怠惰で自堕落な生活を送っていたツケが、とうとうやって来たんだね。

どう考えても、栄養の過剰摂取と運動の不足が原因だよ。

よし。これから毎朝、みーちゃんを散歩させよう」



………とまあ、こーゆーわけなんですな。


別にさぁ、ちょっとくらい太っててもいいじゃん!!

寒いから身体が脂肪という防寒着を求めてるんだよ!!



それに、好きなもの食べて楽しく幸せな生活を送ってるんだから、いいじゃん!!



「だめだよ。

みーちゃんには健康で長生きしてもらわなきゃいけないんだから」



………そー言われちゃうとね。

あたしとしてもやぶさかではないってゆーか、満更でもないってゆーか。


従いまして、昨今の我々の日課は、毎日の早朝散歩、というわけです。


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