吸血鬼たちに甘く囁かれて
生徒会としても彼女の血は必要だ。


彼女の首筋に貼ってある絆創膏の下からでもその血の甘さが匂いにして伝わってきたからだ。


そして、それを自分だけのものにしたい。


という個人の願望があるはずだ。


“餌”じゃない、僕は祈織ちゃんの恋人になってみたいのだ。


< 63 / 279 >

この作品をシェア

pagetop