【短編】恋愛サプリメント
先生に会うたびに、

先生に触れる度に、

“好き”が溢れていくよ―――



「先生のことが、好きで好きで、堪らないよ」

好きって思うたびに、心が破裂しそう。

「今田……」

「教師と生徒。それで恋が出来ないなら、あたしに熱があるって嘘言わないでっ!!」

優しく、しないで……


そのときだった。

気がつけば、あたしは先生の胸の中にいた。

「今田。俺な、お前に初めて会った時、すごく胸がドキドキした」

先生?

なに言ってるの??

「でも、教師と生徒。恋をしちゃいけない関係。そういう壁があったんだ」

先生の胸の中、すごく温かいよ。


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